地磯ロックフィッシュゲームで選択すべきラインとラインシステム
おはようございます。
初の伊豆半島地磯釣行でライントラブルにみまわれた時、地磯ロックフィッシュゲームにおける最適なライン選択とショックリーダーの意味を思い出しました。
これまでに使用してきたラインの遷移
20年近く前、バリバリ釣り初心者の自分が、地磯でのロックフィッシュゲームを始めました。
地磯でのロックフィッシュゲームは、根の際を攻めることが多いので、ラインの根ズレ、根掛かり対策が必須です。何も知識がない自分は、ライントラブルで相当苦労しましたね~。
当時は、ネットでもそれほど情報はありませんでしたし。
1. PEライン
ロックフィッシュゲームを始めた頃は、大物がかかっても切れないよう、また、ある程度根ズレに耐えられるよう、30lbのPEラインを使っていました。(今考えると、オーバースペックもいいところですね・・・)
伸びが少ないので、アタリがビンビン伝わってきますが、逆にそれが魚に違和感を覚えさせてしまっていたかもしれませんね。
▼コレですが、いつの間にか生産終了になっている・・・
30lbもあるとはいえPEラインなので根ズレに弱く、すぐにささくれ立ってしまいます。ヒット時にラインブレイクしないよう、ささくれ部分を切らねばなりませんので、みるみる短くなっていきます。高価なPEラインを頻繁に買い換えるのは、お財布に厳しいですよね。
2. フロロカーボンライン
お財布に厳しいのもあり、根ズレに強いフロロカーボンに変更しました。
PEより伸びるので、感度は弱くなりましたが、アタリをとるのには支障なし。魚に与える違和感も減ったことでしょう。
ところが、フロロカーボンはナイロンほどではないですが、伸びますし、根ズレに強いため、根掛かり部分からではなく、高切れすることが増えてしまいました。
高切れすると、その日は釣りになりませんよね。(先日の伊豆地磯釣行時は、まさにこれでした)
また、高切れのせいでPEの時よりも頻繁にライン交換せねばならず、PEより安いとはいえ、やはりお財布に厳しいのは変わらずでした。
3. PEライン+フロロカーボンライン(ショックリーダー)初期型
メインラインをPEに戻し、根ズレ対策としてショックリーダー(フロロカーボン)を使うことにしました。
フロロカーボンが根ズレに強いとは言え、大物がかかった時のラインブレイクは避けたいところ。そこで、メインラインより強度のあるショックリーダーをチョイスしました。
感度もちょうど良い感じです。
強度:メインライン(PE) < ショックリーダー(フロロカーボン)
これだと、根掛かりした時に高切れこそしないものの、メインラインの方が弱いため、ショックリーダーとの結束部分から切れることが多くなってしまいました。
そのたびにいちいちショックリーダーを接続し直すのは手間ですし、何よりも時間がかかるのがネック。接続している間に時合を逃してしまうこともあり得ます。
4. PEライン+フロロカーボンライン(ショックリーダー)最終型
これまでの経験から、メインラインよりショックリーダーの強度を落とせば、根掛かりした時にショックリーダーが切れるので、メインラインには影響が出ないだろうと推測しました。また、これまでよりショックリーダーの強度を落としても、根ズレで簡単に切れることはないだろうと思われました。
強度:メインライン(PE) > ショックリーダー(フロロカーボン)
これが正解。
根掛かりしたら、思ったとおりショックリーダーが切れました。ショックリーダーが切れて少し短くなるだけで、メインラインには影響なし。ショックリーダーが短くなったら、ショックリーダーを接続し直すだけです。
ライントラブルが激減し、釣りの効率がアップ。更に、メインラインの寿命が大幅に伸びたので、お財布にも優しくなりました~。
選択すべきラインの種類と効果
地磯ロックフィッシュゲームでは、最終型に書いたとおり、
- メインライン:PE
- ショックリーダー:フロロカーボン
とし、強度を メインライン > ショックリーダー とするのがキモです。
こうすることにより、以下のような効果があります。
- キャスト時に飛距離が出せる(メインラインが細いため)
- 魚に与える違和感を減少させて釣果アップ(フロロカーボンラインがショックを吸収するのと、水中で見えにくいため)
- メインラインでの高切れ防止、長寿命化(ショックリーダーが根ズレから保護し、根掛かり時にはショックリーダーが切れるため)
- 手返しが良い(根掛かり時にショックリーダーが切れて結束部分が残ることで、結束し直す手間が減少するため)
具体的なライン強度とラインシステム
自分の三陸地磯釣行では、以下のとおりです。
- メインライン:PE(20~25lb)
- ショックリーダー:フロロカーボン(16lb前後)
- ラインシステム:FGノット
メインラインが根ズレしないようにするため(あと、FGノットを何度もやりたくないので)、ショックリーダーは長めにしています。
自分の場合、地形にもよりますが、最低でも3ヒロはとります。
ショックリーダーが長いので、キャストする時に結束部分がガイドをとおります。結束部分がガイドに引っかかってトラブルになるのを防ぐため、なるべく結束部分を小さくする必要があります。
上記組み合わせだと、メインライン(PE)の方が強度はありますが、ショックリーダー(フロロカーボン)の方が太くなります。ですので、ショックリーダーが一直線となる(結び目を作ったり、折り返したりしないで済む)FGノットが最適だと思います。
ショックリーダーで結び目を作ったり、ショックリーダーを折り返したりするノットだと、結束部分が太くなり、ガイドに引っかかってトラブルになる可能性が高いです。
メインライン(PE)
自分はいつもファイヤーラインです。
▼次の釣行に向け、コレを準備しました。200mのだけ、トライアルプライスみたいです。
コレはオフショアジギング用みたいですが、10mごとに色分けされているので何mくらいキャストできたかわかりますし、1.2号(20lb)だけ他の太さのものより安いようです。バークレイのホームページではトライアルプライスとなっているので、今だけなのかな???
▼通常はコレか
▼コレになると思います。
ショックリーダー (フロロカーボン)
各メーカー色々ありますが、自分はロックフィッシュ用のものを使っています。
▼いつもコレです
FGノット
自分はメインラインを指に巻き付ける方法で結束しています。下の動画とはちょっと違いますが、基本は同じです。
この動画では素手で締め込んでいますが、これだとラインが手に食い込んで痛いですし、強く締め込めません。強く締め込めないのは、ショックリーダーがすっぽ抜ける一番の原因です。
▼自分はコレを両手にはめて、ラインを2~3周巻きつけて締め込んでいます。
▼コレも同じようなものです。
▼コレを使えば、指に何回も巻き付けなくていいので、ラインの無駄が少なく済みますね。ちょっと欲しいかも・・・
▼第一精工 ノットアシスト 2.0を使ってFGノットを作る動画
www.youtube.com">www.youtube.com
伊豆地磯釣行でも、三陸と同じタックルを使用するつもりです。
ではまた。